マブラヴ サプリメント



◇DATA◇

発売:(初回版)2004年12月17日、(通常版)2004年12月24日
DVD-ROM1枚
ハイカラー/トゥルーカラー  フルボイス(主人公除く)
ジャンル:ファンディスク

原画:Bou

「マブラヴ」初版の発売から2年弱。
オルタの発売が待てず、「純夏不足」な症状のあなたに愛の一本!

「マブラヴ」の純夏エンド後を描いたアフターストーリーの他、
TCG「Rumbling Angel」をPCゲーム化した「マブラヴ デュエリスト」
OHPにて公開中のSSをフルボイスADVゲーム化した「アナザーストーリー」等
「エクストラ編」にスポットを当てた内容でお送りします。

◇アフターエピソード 「桜の花が咲くまえに」◇
  シナリオ: タシロハヤト 皇貞弘 吉宗綱紀

――純夏分不足に伴うイライラ、ストレス症状のある方へ

財閥のお嬢様・冥夜からの想いを受けながらも、幼馴染みの純夏を選んだあの日から1ヶ月と少し。
武と純夏の仲は、実はあまり進展していなかった。
けれど、両親がいない日に一緒に夕ご飯を食べる約束をした二人。
食卓いっぱいに並ぶのは、純夏の愛情たっぷりメニュー。二人の仲が深まるに違いない夜。

・・・なのに、些細なことから二人は大喧嘩。
仲が深まるどころか、次の日から、クラスの雰囲気さえ悪くするような険悪なムードになってしまった。
卒業を目前に控えた二人は、卒業式までに仲直りできるのだろうか。
それとも、卒業と共に二人の距離も離れてしまうのか?

■シナリオ ・・・7点
「マブラヴ」純夏エンド後の様子を描いたショートエピソード。
選択肢なしの読み物です。
ショートといってもプレイ時間は2〜3時間あります(私はちょうど3時間ぐらいかな?)。

前作と変わらぬマブラヴらしい明るい雰囲気を導入部で楽しみ、
純夏とのケンカ後、中盤からはシナリオはややシリアスムードに。
シリアスといっても悩める若者というか、鬱になるようなものではありません。
険悪な二人の仲を心配して、いろいろと(余計なお世話を)してくれる仲間たち。
純夏の想いに応えるために自分なりの道を進んでいく武。
仲間たちの心遣いは嬉しくて、ケンカ中なのになんだか充実感がありましたね。
さすがに「純夏、些細なことで怒り過ぎだろ?」とか「ちゃんと仲直りできるのかよ?」とは思いましたけど。

純夏とのケンカと並び、この作品内で重大なイベントとして扱われる卒業式ですが、
自分自身の卒業式の頃を思い出してじーんときてしまったり。
卒業とか別れのイベントに弱い私には妙にヒットー
卒業式の朝の武の気持ち、すごく共感しました(笑)

キャラクターたちの学園生活を楽しみつつ、自分の学生時代を思い出して温かくなるゲームでした。
毎度ながら、âgeは コメディーとシリアスを程よく混ぜ合わせてくれるので良いですね。

■システム …8点
相変わらずのâgeのシステムなのですが、何度見ても rUGP はすごい!
立ち絵だけでこれだけ魅せるってすごいなーと思います。
(そのせいでイベントCG少ないのなら、それは残念なんですけども)
前作レビューで「すごい」と書いた「吐く白い息の表現」を、3月に雪降らせてまで実行してくれてて嬉しかったです(笑)

オルタでの完成を目指し、DVD版マブラヴから採用されたAGES-ACS(立体音響演算)を搭載。
空間内の音波の伝わり方を計算し、音像の位置を立体的にシミュレート。反射波などの音環境も再現する」というこのシステム。
確かに、キャラ音声がアニメっぽくないというか、距離感・空間を感じるというか、立体的な音だとわかります。(文字で表現できない自分が恨めしい…) プレイヤー(武)との立ち位置に距離があるために、声がちょっと遠い感じ(ただ音が小さいだけじゃなくて)がするんですよ…
私の解説ではなんともならないので(汗)、気になる方はプレイしてみて下さい〜。
ただし、AGES-ACSを完全に有効にするには PentiumV 1.13GHz が必要なようです(^^;
私のパソでは反射音波の演算が有効になりません…(各機種の可能値で自動設定される模様)
最低音質でも反射音波演算を有効にするには PentiumV 700MHz が必要

セーブもいつもと同じ、使いやすいです。
サムネイル、システム日付、重要度の設定、コメントの編集。重要度の変更、コメント編集はセーブ後いつでも可能☆

前作で大不満だった回想(プレミア)は見やすくなりましたー*

■絵 …5点
ヘタなんじゃないんです、嫌いなんじゃないんです。 けど。
新規CG少なすぎ!!
新規イベントCGは差分抜き、13枚(うち1枚はキャラなし、9枚はエンディングみたいなもんだし/涙) ちなみにエロは全くありませーん。
前作から絵柄がかなり変わっており、私は前の方が好きでした…。

あと、絵というよりはキャラクターの評価なのですが冥夜が出てきません
シナリオ上仕方ないとはいえ、他は全員集合なのになんだか寂しかった。
茜はしっかり出てきたので満足。
今回 最も株を上げたのは、ゴーリー改めハルー柏木さんなわけですが(笑)

■音楽 …6点
BGMは前作からの使いまわしのみ。
エンディングが栗林みな実さんの新曲「桜の花が咲くまえに」。
実は、ランティスの(ていうか栗林さんの?)歌は結構好きでして、今回もなかなか良かったです。
純夏と武のことを歌ってることがよくわかる歌詞で、ちゃんと文字で見たいかなーと思いました。
ショートエピソードにこれだけちゃんと主題歌を付けるのはもったいないかも(笑)
 ※ランティス・・・音楽製作会社。アニメ、ゲーム音楽業界大手…だと思う。
          栗林みな実さんは「マブラヴ」霞、「君望」遙を演じつつ、半ばâge担当歌手となっております(笑)

以下、ざっと感想のみにさせて頂きます。

◇マブラヴ デュエリスト◇
  シナリオ: 鬼畜人タムー ストライクゾーン・宙 まふまふ仔犬ちゃん

美少女TCG「Rumbling Angel」(以下RA)をPCゲーム化したもの。
ストーリーモードでは、RAに従って世界が動いてしまっているパラレルワールドに武が迷い込み、
その世界の純夏や冥夜等、いつものキャラとカードバトルを繰り広げます。

もともと「RAを普及させるために」作られたゲームらしいので、RA初めての方にも大丈夫なように
新キャラ、凛によるカードバトルチュートリアル付き!

・・・なのですが。

さっぱりルールがわかりませんでしたー!(死
システムでカードが出せる場所等制限されているので、めっちゃくちゃになることはないんですが
カードがちっとも動かせなかったり(^^;

とりあえずセーブデータ頂いてきて、シナリオの流れとCGだけ楽しませて頂きました(ぉ

感想 → エッロエロですー
武が壊れています。かなり鬼畜な展開。
彩峰も言っております。武は「鬼畜の強姦魔」と化している。

元々マブラヴはエロ控えめな作品名だけに、ものすごい違和感が。
言うなれば、同人作品っぽいです。
野望のままにヒロインを弄んでいる感じが…。

イベントCGは差分抜き19枚、HCG率90%
音楽は、さすがに本編とは空気の違う作品だけに、使い回しではないようです。(使い回しももちろんあります)
エンディングには新曲(『Fight 〜ランブリングエンジェルのテーマ〜』)が用意されており、栗林さん+マブラヴメンバーズによる、すごくアニメのエンディングっぽい曲でした。ダメ音楽ではないです。楽しい曲。

■マブラヴ デュエリスト 総評 …4点
とりあえず、目的とするカードゲームが全く楽しめなかったのでこの点数(^^;
わかる方には楽しいかも?(いや、楽しくないとヤバイんですが)
イベントはずばり「鬼畜エロ」なので、そういうのが好きな人はセーブデータ貰ってきてでも見て下さい(笑)
いつものマブラヴの雰囲気が好きな方は、見なくていいかも。
無理に見ると、ちょっと精神的ダメージが(汗

「桜の花が咲くまえに」でキャラポイントを上げた柏木さんが、また違う方向に点数を伸ばします(苦笑)
なんちゅーか…エロい方向にポイントアップ。

◇アナザーエピソードコレクション◇
  シナリオ: 反重力生命マー まふまふ仔犬ちゃん 鬼畜人タムー

OHPにて公開されている各ヒロインのSSを、フルボイスADVゲーム化したもの。

■アナザーエピソードコレクション 総評 …7点
これはいつものマブラヴの雰囲気で良かったです。
本編では見えない、それぞれの胸に秘めた思いが見えて面白い。
各キャラの個性に合わせたシナリオになってるのもいいですね。
ただし、最初に挙げた通り、シナリオ自体はOHPで無料で読めます。(冥夜除く)
ゲーム化することでいいことは、
文面だけでは把握しづらい「間」であるとか、セリフの抑揚がわかること
あと、OHPに挿絵として置いてあるデフォルメキャラがさらにちょこちょこ動いてかわいいですね。

イベントCGは差分抜き22枚。こちらもエロ無しです。が、冥夜の修行姿はセクシー(笑)

■マブラヴ サプリメント 総評 …6点
うーん…惜しむらくはデュエリストだけなんですけどね。
確かに、オルタ発売までの間を繋ぐ「サプリメント」にはなったかもしれない。
けど、ちょっと中身不足かなと思う点もありました。
アナザーエピソードは既に読んでるわけなので、デュエリストが出来なけりゃあとは「桜の花が咲くまえに」しかないわけですよね、新作。
それでこの値段かーと考えると、ちょっと、なんだか。
「桜の花が〜」自体は面白かったので良しとします。

ちなみに収録されている「君のぞらじお出張版2」は、ちょっと聞いてやめました(ぇ
このラジオ自体を聴いたことがなくて、雰囲気を知らなかったんですけども
なんか…強い「ヲタ向けラジオ!」って感じがどーしても受け付けられなくてですね; スイマセン。

初回版についてきた栗林さんのライブDVDはおまけとしては良いものだと思いました。
(栗林さんの歌、割と好きだしなw)
栗林さんに向かって投げかけられる歓声がやたら太くて笑いました(笑)