アリスの館 7
アリスソフト

◇DATA◇
発売:2004年12月17日
DVD-ROM1枚(片面2層)

ジャンル:いろいろとバラエティーもそもそ

同梱品
『Alice Sound Collectiion Vll』
『A4 2005年カレンダー』
『ウルトラ魔法少女まなな vol.3』

アリスソフトからの、クリスマス&年末プレゼント!
新作ゲーム3本(『鈴宮刑務娼館』『しまいま。』『DUNGEONS&DOLLS』)に加え、
スタッフそれぞれが創り上げた「野望の王国」にはミニゲーム等が16本!

***

管理人がプレイ(クリア)したものから順次レビューしていきます。

作品別レビューへ↓

<新作ゲーム>
鈴宮刑務娼館
しまいま。
DUNGEONS&DOLLS
<野望の王国>
エルメイフラワー
神武 -カムナガラ-
こすぷれれもん
CGは17年ゼミ
DEBUT

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鈴宮刑務娼館

◇DATA◇

ジャンル:女囚調教ADV

True Color/フルボイス(除・主人公)

原画:ちょも山
シナリオ:永沢壱朗

新作ゲームのうちの1本は、凌辱系ADV。
経営難に陥った私設刑務所を、裏の仕事で立て直せるか?

長引く不景気の中で、政府は私設刑務所を認可した。
現在では各地に私設刑務所が存在している。
主人公 剣菱雅人は、鈴宮刑務所という女囚専用施設刑務所の看守の一人だ。

しかし、創設者を亡くした鈴宮刑務所の業績は下がる一方。
現在の所長 蜜子は、病死した前所長の妻であり、前所長は雅人の古い友人だった。
以前から蜜子に好意を抱いていた雅人は、刑務所の存続のために、ある金策を思いつく。
―美しい女囚を娼婦として売り出すという裏の商売。

蜜子にもなんとか同意を得て始めたこの商売、果たして…

新作ゲームの中では一番最後にプレイした鈴宮。
でも、なかなか良作だったのではと思います。では、レビュー。

■シナリオ  ・・・6点
刑務所存続のために裏の仕事を始める主人公。
最初は、過去に娼婦をしていた囚人から売り込むが、少しずつ“商品”を増やしていかなければいけない。
その過程で、雅人は娼婦経験のない囚人でも最低限のことはできるように、と調教を施していく…というお話。
ジャンルは「調教ADV」となっていますが、それほど調教要素はありませんでした
とはいっても凌辱系なので決してラブではないです。いや、痛いのばっかでもないんですけど。
調教といったらよく見かける(?)種類のもの程度なので、割と万人向けなのではないでしょうか。←嫌な万人向けだなぁ;
ラブじゃないとダメなんだー!という方には、やっぱり無理だと思いますが(^^;

好きな人のために闇の商売に手を出した主人公と、亡き夫の残した刑務所を守りたい蜜子、
娼婦として育てられるヒロインたち、密かに主人公に想いを寄せる同僚が関わる中で
それぞれの心理描写が程よくされていて良かったと思います。
ヒロインは5人ですがシナリオはほぼ1本で、どのルートでもメインヒロインは蜜子
全キャラのEDが用意されていますが、分岐というよりは「各ヒロインのその後・補足」という感じでした。
さゆりはちょっと違いますけど。
そんな感じで、あくまでも主人公の思い人は蜜子なので、他のヒロインとラブラブしたい方にはちょっと物足りないかも
さゆりに対する態度なんかは、見てて「さゆりがかわいそうだよー!」と思ってしまったり。
だからといってさゆり擁護もしないのは、彼女の性格のせいかなぁ(苦笑)

以上より、どちらかというと群像劇ちっくで好きでした。
架空の世界だけど真実味がある(無理のない)設定も良かったかなと。
でも6点なのは、盛り上がりや感動、切ないとかが特になかったから。
シナリオはまとまってますが、平坦な感じだったのです。

■絵  ・・・8点
原画はちょも山さん。アリスの館7では野望の王国で『こすぷれれもん』もしっかり創ってらっしゃるのでさすが!
『しまいま。』のむつみまさとさんとは対照的な肉感のある絵を描かれますが、作品に合ってましたね。
妖艶、という言葉が似合う絵柄です。塗りも立体的で綺麗。
イベントCGは差分抜き40枚、HCG率85%。Hシーン数は45(絵の使いまわしがあるので、CGよりシーン数が多い)。
欲を言えば、立ちグラにもう少しバリエーションがあっても良かったかも。
(今回は顔グラなしの立ちグラのみでした)

■システム  ・・・  5点
特に書くこともない、まさに基本的なコマンド選択式ADV。
可もなく不可もなく5点。
しまいま。と全く同じシステムです。
選択肢でセーブできる(随時セーブ可能)のは便利でした!(アリス作品、できないことあるので)
ただ、どうも私のパソとは相性が悪いようで固まりまくり(涙)
System4.0、今後の発展に期待!(私だけですかぃ)

エンディング数は7(各ヒロイン1つずつ+麗華バッド+透子バッド)。
バッドはなかなか後味が悪いものでした…。

ボイスは主人公以外フルボイスで、演技もお上手でした。特に問題なし。

■総評  ・・・7点
つまらなくはない…が「面白かった!オススメ!」とまでは行かない感じ。
7点もちょっと迷ったんですけど…『しまいま。』よりは高評価を付けたいので7点。
もう一歩何かがあれば、納得の7点になったっぽい。
蜜子エンドがあんまり好きじゃないから、こんな評価なのかもしれません;

お気に入りキャラ …瑞希
意外と瑞希が好きでした。
さっぱりしたお姐さんで、でも周りへの気も使って、さすが模倣犯。
娼婦として売り出された割にはラブ要素のあるイベントだったのも良かった。
ただ、お相手のモザイク見るとものすごく心配にはなりました(笑)
麗華はレズっ気、マゾっ気があったのでややマイナス(私が苦手なだけ)。透子はかわいいけど弱々しすぎるかな。
麗華も透子も、マニュアルにあったボツ案が好きですv

お気に入りエンディング …瑞希エンド、透子エンド
二人がすごく幸せそうなので*
結果としては蜜子エンド(トゥルー?)でも同じなんでしょうけど、あくまでも想像のみですからね。
幸せそうな表情がしっかり描かれた個人エンドが好きです。
なんで蜜子エンドじゃないかというと、蜜子はあまり好みじゃないから(爆

システムのとこでちらっと書きましたが、麗華と透子のバッドは痛々しいです。
見ていて辛かった。

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しまいま。

◇DATA◇

ジャンル:巻き込まれ系(?)
         学園ラブラブエッチADV

True Color/
男女ボイスあり(特定のシーンのみ)

原画:むつみまさと
シナリオ:はちまん

新作ゲームのうちの1本は、ラブコメADV。
むつみまさと氏の描くかわいいキャラが萌えストーリーを演出します。

学園で美女姉妹だと人気の高い、神無(かみな)姉妹。
その二人が保健室でエッチしているのを偶然見てしまった主人公、結城遊馬(あすま)。
姉妹 ―姉・静流と妹・紗奈― は、遊馬に自分達が淫魔であることを明かし、遊馬に協力を求める。
発情期にある彼女たちは、自分達だけでは熱を抑えられなくなっていたのだ。

こうして、人に流されやすい遊馬のラブラブ学園ライフは幕を開けた。

むつみまさと氏の絵は以前からお気に入りだった&ゲームは調教より明るいのが好みなので、
鈴宮より先にプレイさせて頂きました。
とはいえ、氏が原画担当のゲームは初なのですが(^^;

■シナリオ  ・・・5点
淫魔である美人姉妹のお相手をすることになった主人公、遊馬。
物語は、ほぼずっと誰かとラブラブで甘々な学園生活の描写です
そのため、なんだかプレイが辛くなる時がありました。メリハリがなくて。
ゲーム期間は半月程度なのですが、毎日のイベント(ラブラブイベント多し)が盛りだくさんなのでもっと長い期間プレイしているような気になります。
そのために更に、悠長なシナリオにダレました
毎日のイベントが充実してるのはいいけど、毎度毎度 遊馬争奪戦みたいなのばっかで飽きるし。
静流、紗奈のルートだと盛り上がりなんだろうと思われる部分が各2箇所あるのですが
大して盛り上がらずに過ぎていきました。特に零のは…記憶消せばいいからって
緊張感に欠けてませんか?盛り上がらせられる場面だと思うので、あの程度で終わるのはもったいないなぁ。
ダルいとはちょっと違うのですが、遊馬はちょこちょこクサいことを言うので「ぉい…」と思います(苦笑)
遊馬も自分ツッコミするんですけど、回数が多いので気になりました。

ただ「キャラ萌えできればいい」というゲームなのならそれまでですが。
ヒロイン5人はそれぞれ魅力的でした。キャラもしっかりしてるし。

部分的ですが静流ルートの終盤や、零ルート(?。単独じゃないけど)は面白かったです。
ダルさが否めなかったので、評価は5止まりにさせて頂きました。

■絵  ・・・7点
むつみまさとさんの絵は、ちゃんと見たことがありませんでした(前述の通り)。
それで、このゲームをプレイして思ったことは…エロな絵より普通の絵の方が魅力的だなーと。
もともとがかわいらしい絵柄だからか、エチシーンの絵でもそれほどエロさは感じませんでした。
それよりも、立ちグラや顔グラの方が私はお気に入り。
今回はHCGの割合が高かったので、もっとノーマルCGも拝見したいなーと思いました。

絵がダメだっていうことは全然ありません。かわいいキャラをたくさん描いて下さいました。
淫魔のデザインが好きですv
イベントCGは差分抜き40枚、HCG率90%。Hシーン数は39
シーンは多めですが使いまわしCGも多く、やはりエロがもう一歩!という印象。

■システム  ・・・  5点
特に書くこともない、まさに基本的なコマンド選択式ADV。
可もなく不可もなく5点。
セーブはゲーム内日付と実際の日時が出るだけなので、やや見難いです。
ただ、それほどボリュームのあるゲームでもないので苦痛は感じませんでした。

エンディング数は4(静流、紗奈、姉妹、ヒロイン全員)。サブキャラ各個人のエンドがあれば嬉しかったです。

ボイス入りでしたが、中途半端にイベントシーンのみというのが気になりました。
ここまで来たら、完全にフルボイスにして頂きたいところ…!
皆さんお上手でした。欲を言えば零役の方がもう少し、かな。

■総評  ・・・6点
キャラがかわいかったけど…それだけかも(^^;
盛り上がりに欠けるゲームです。各シナリオの山が、上りきらずに下っていくような。
なので、もったいないーと思いました。

お気に入りキャラ …零
一見強いけど、好きな人の前では弱くなるっていうのが好きなんです(爆) そんなわけで零がいちばーん。
ハーレムルートの後半、全員での遊馬争奪戦になった時には必死になってるのもまた良し。
零単体のエンドが欲しかったな〜。
マニュアルによると危うくエチシーンもないキャラになるとこだったみたいなので…セーフっ。

お気に入りシナリオ …静流ルート
・・・かなぁ(汗
正直に言うとどれもどれなんですけど、静流ルートだとちょっと静流の苦悩みたいなのが見れて良かったです。
常にラブラブシナリオだとこういうちょっとした暗の部分が映えるんですね。

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DUNGEONS & DOLLS

◇DATA◇

ジャンル:3DダンジョンRPG
     着せ替えゲーム

フルカラー/ボイス無し

原画、ドールCG:織音

こちらの新作は、アリスお得意のシス(システム)ゲー。
やり込み要素と中毒性のあるゲームです。

無限に湧き出すモンスターの徘徊する、終わりなき迷宮。
この迷宮を進むために開発されたサポートロボット、DOLL。
モンスターを倒し、自分を強化するためのアイテムやDOLLを強化するための装備品を集めながら
主人公は迷宮を進んでいく・・・

半ば終わりのないゲームなので(注・シナリオ的結末は用意されています)、未クリアですが感想を。

■システム  ・・・9点
シナリオらしきものはない、ダンジョン攻略ゲームなのですが
システムがしっかりしていて、かなり楽しめるゲームでした。

- 基本ルール ---------------------------------------------------------------------------
ダンジョンに潜り、敵に遭遇したら戦闘。勝つとアイテムがもらえる。
男性(オス)からは主人公強化用、女性モンスターからはDOLL用コスプレアイテム。

一度ダンジョンから出ると、主人公のレベルは1に戻る。
ただし、獲得した経験値の半分がDOLLに引き継がれ、DOLLは無限に成長する(レベルが戻らない)。
獲得したアイテムは残るので、主人公のアイテムによる強化値は維持される。
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この、「レベルは1に戻るけどアイテムはなくならない」というシステムのおかげで、
階層が深くなっても、レベルが低い主人公が苦しまないというのは非常にいい
レベルも強化値も戻ってしまったら、深くまで戻る気になれません。
また、各女性モンスターが落とすコスアイテム数には制限があること、
各女性モンスターが最後に落とすアイテムのみキャラ固定になっている というシステムのおかげで、
いつまでも低い階層にプレイヤーがとどまらず、深く潜ることを促しているし、
最後にキャラ固有のアイテム、ということで やたらめったら先に進んで深く潜ることも抑制している。
制作者が望むプレイ姿勢(「こうプレイしてくれれば、楽しめるし、作った側も嬉しい!」というプレイ法)を、自然にプレイヤーに促す設定ってすごいなと思いました。

- DOLLについて---------------------------------------------------------------------------
DOLLがゲームに関わるのは、戦闘時とプレイヤーの回復。
戦闘時は 攻撃、擁護(相手をストップさせる)を行ない、戦闘後、プレイヤーの体力回復、武器劣化の修復、解毒を行ないます。
戦闘後の各種援護はちょっぴりエロCG・・・ですが見飽きます(爆) 設定により省略も可能。

DOLLのコスプレ要素は、頭部(髪形)、武器、肌着(下着系)、上着(外から見える衣装。スカート等下半身用も含む)、その他(靴、装飾品等)の5分類。各部位47種(初期装備除く)あるので、揃えるのはなかなか大変。コスアイテムには、歴代アリスキャラなりきりグッズもあります(笑)
特定の衣装を一通り揃えると、特別Hイベント発生!
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セーブはオートセーブのみ。便利なのですが、やり直ししづらいという欠点も
宝箱で大したことないアイテム出ちゃった(中身はランダム)からやり直したい!と思っても
「セーブせずに前のセーブ読み出せば良いや」てできないんですよね。
セーブデータのコピーを作ることでできないことはないんですが、めんどいです。

非常に出来のいいゲームだと思うのですが、欲を言えば 楽しみの一つであるコスプレアイテム集め、
もう少し効率がいいと良かったかなと。
女性モンスターは出現率がそう高くなく、必ずアイテムを落とすわけでもないので
「あー またもらえなかった」とがっかりすることが多かったです。
なかなかもらえない分、もらえた時の喜びも大きいのですが、もっともらえてもいいだろうと思います。

戦闘に関してですが、各モンスターそれぞれに違った攻撃エフェクトが用意されていることに驚き。
モンスターの種類はかなりあると思うのですが、皆エフェクトが違うんですよ!
モンスターは強そうなビジュアルのものから、アリスらしい(?)笑えるビジュアルのモンスターまで幅広く、味があります。

■絵  ・・・8点
冒頭で「原画、ドールCG:織音」さんと描きましたが、メイン原画担当であり、モンスターは他多くの方々が描かれている、と付け加えておきます。
絵といってもイベントCGはほとんどない(そして管理人はまだ特殊イベントCGに巡り合えていない/汗)です。
でも、システムの項の最後にも書きましたが、数多くのモンスターはよく描かれていたし、
ドール及び衣装もかわいかったので良しということで。
髪形を変えるとイベントCGに反映されたり、着せ替え画面で露出の多い格好をさせると赤面したりと、いろいろ芸が細かいです。(この辺はシステム関連かな?)

■総評  ・・・8点
エロゲーとはいえないかもしれませんが、満足の一品。
今のところ、アリスの館7の中では一番のお気に入り。(て、まだ『しまいま。』しかやってないけど;)
やり込み好き(アイテム集め好き)な方にはたまらないのではないでしょうか。
パートナーを自分好みにアレンジできるのもまた楽し。
私は今後も気長に、やりたい時にちみちみ進めていきたいです。

▲アリスの館7 TOP

(C)アリスソフト