顔のない月
ROOT


◇DATA◇
--オリジナル版-- 
発売:2000年12月22日
CD-ROM2枚  ハイカラー/フルカラー  音声は一部
--Limited Collection--
発売:2001年8月10日
CD-ROM1枚 (『死角』:ノベライズ&『アフェクション』:ADV)
--DVD-ROM  COLLECTORS EDITION--
発売:2002年5月24日
DVD-ROM 1枚  フルカラー フルボイス

ジャンル:ADV
原画:CARNELIAN
シナリオ:宙形 安九里

CARNELIAN氏が設立したORBIT:ROOTの、記念すべきデビュー作。
美麗なグラフィックと謎に満ちた奥深いシナリオが好評の名作。
その人気を示すかのように、オリジナル版発売後
本編のプロローグとなる『死角』と後日談『アフェクション』を収録し、多数の特典もついたLimited Collection、
更にはオリジナル版に攻略キャラ、イベントCGを追加し、『死角』『アフェクション』も網羅した
まさに完全版となるDVD版が発売されている。

風もが媚びる、花嫁の舞――。
水音が誘う、石室の交わり――。
炎が灯す、少女の喘ぎ――。
渇きを癒す闇夜の蜜―――


都会から遠く離れた山間に、その洋館はあった。
そこに住む一族が奉る山、倉木の山と倉木神社。羽山浩一は、その土地に連れてこられた。
ここ数日悪夢にうなされ、体調が悪かった浩一はそこへも担ぎ込まれた…という感じだった。
浩一が目覚めた時、目の前にいたのは月の精かと見紛う姿をした美しい少女。
倉木の娘にして倉木神社の巫女、倉木鈴菜であった。

女当主、由利子が言うには、浩一は倉木家の次期当主としてここに招かれたらしい。
1ヵ月後の「月待ちの儀」を鈴菜と共に受けねばならぬとのことだ。
そうして、浩一はここで1ヶ月を過ごすことになる…。

倉木で生活していく中で、浩一が取り戻す幼き日々の記憶の断片。
そして、感じていく倉木の異様さ…
果たして、月待ちの儀とは一体どのような儀式なのだろうか?

総評:8

やっとコンプできた!!という感じです。プレイ始めてから非常に時間がかかりました;;
あまりPCゲームやる時間を取らなかった私が悪いんですが…でも、この作品のシナリオ量はすごいと思いますよ!オリジナルはCD-ROM2枚でよく収まったなぁ…と今↑のデータ書きながら思ったほどです。

実はROOT第2作『ヤミと帽子と本の旅人』よりも後にプレイしました。DVD版です。
ヤミやった時にはわからなかった知美・衣緒の関係がわかってスッキリー。

■シナリオ ・・・8点
面白かったです!大変深いお話で、エロエロを求めない私には向いてました。
あ、でもはっきり言ってHシーンもたっぷりあるので、そちらをお求めの方にも良いのでは。
(鈴菜のウェディングEDルートではそんなことないですが)
ミステリアスで、お話がしっかりしてるけどちゃんとエロ。そんな感じです。
私が苦手とする「ご主人さまぁ〜」みたいないかにもなセリフは言わないので安心してできましたー(笑)

とにかくですね!鈴菜が良い
顔がかわいいのはもちろんなんですが、ギャルゲー稀に見る少女漫画思考な彼女は、恋愛の様子がかわいいのです。中学生の頃読んだ少女漫画を思い出す。
所詮わたしも女なので、こういう乙女モードは好きでしたvv
ギャルゲーっていうと、無駄に主人公に媚びるキャラって結構いるかと思うんですが(それがいいっていう方もいるんですが)、鈴菜は、反抗したい時は反抗するし、怒るし、でも甘えたい時はかわいく甘えてくれるので良い。リアルな女の子って感じで…そこがいいのかな〜。

だからといってその他キャラのルートがつまらないということはないです!ハイ。
(まぁ、私はやはり鈴菜ルートより面白みに欠けるかなと思ったんですが)
それぞれに、キャラを生かしたお話が。知美だとお望みどおり尽くしてくれるメイドさんなお話ですし。

唯一、この作品のシナリオの問題点は「長い上に複雑」ゆえ把握しきれないこと;;
真のED見た頃には前にやったシナリオの内容を所々忘れているので…部分的に「?」な場所が(死
記憶力なくてスイマセンー(><

■グラフィック ・・・10点
あーやはりさすがのCARNELIAN先生です☆☆
ヤミと比べると線が太かったり塗りが粗いかな?と思うところもありますが、
綺麗さはさすが、ですし動きのある絵というか…1枚1枚じっくり見たいです。
DVD版をプレイしていない方だと「追加CGってどんなのがあるの??」と気になる方がいらっしゃるかもしれません…追加CGは攻略ルートが追加された由利子、千賀子以外は100%HCGではありません。結構な量が追加されていますが、すべてノーマルなイベントCGです。  あ、「CD版プレイしてないアンタがなんでそんなことわかるんだよ!?」と思われるかも;; その辺りは「ビジュアルファンブック」で確認できますし、先ほども述べたように、元来のCGと追加CGは明らかに主線の細さが違うので、ぱっと見ても「あ、これ追加だな」とわかります。塗り方も違うし、追加分は背景が適当っぽいものが多かったり(^^;
でも元来からのCGでHCGは堪能できると思いますのでご心配なく〜。

参考までに、差分含まずで CG157枚(+アフェクション20枚)、HCG率68%でしたー。
Hシーンは76(+アフェクション3←うち2は未遂…)。

■システム ・・・7点
使いやすかったです。文章履歴のスクロールがペンタブユーザーには使い難かったですが(苦笑)
オリジナル版は多々システム難があったらしいのですが、それらは解消されていると思われます。
セーブ数は多いし、セーブ時にいた場所も記録されるのでわかりやすいです。
ヒント付きのフローチャートも参照できるので、クリアしやすくはなっているのではないでしょうか。
でも結構難しいです…真のEDのために5つED見ないといけないですし。でも達成感はアリ。
敢えて言うなら、メニューの項目を選んだ後の読み込み時間がもっと短いと嬉しい。

■音楽 ・・・8点
やはりORBIT作品の音楽はいいですよKIM氏!
各場面にあった音楽が多々。ピアノの旋律は美しいです。対して緊迫感のあるシーンではそのような音楽が流れますし。主題歌「顔のない月」は真のED後に聞けたのですが、ちょっと2時間殺人事件ドラマのEDっぽいと思いました(爆

■お気に入りキャラ:倉木鈴菜、羽山浩一(笑)←普通にかっこいいです浩一。
■お気に入りシナリオ
:鈴菜ウェディングドレスED、鈴菜TRUE(「動き出す時間」)、由利子ルート(「椿」)
 意外だったのが追加ルート由利子のシナリオです。それまで怪しいマイナスイメージが付きまとっていた由利子ですが、このルートをやると「いい人だ由利子!」と思えてしまいます。同じく追加シナリオである千賀子はイマイチ・・・でした(スイマセン)。エロゲーというよりはファンタジーアクションな感じ?(何) 千賀子ならCARNELIAN先生の同人誌『月落葉』収録のお話(宙形さん作)が好きだったりw

 

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