ALICE♥ぱれーど 〜二人のアリスと不思議の乙女たち〜
ユニゾンシフト:ブロッサム

◇DATA◇
発売:2007年10月12日
DVD-ROM 1枚

主人公以外フルボイス
ジャンル:不思議の国のハーレムADV

原画:伊藤雑音 Pero
シナリオ:神野マサキ 博恵夏樹
     玉沢円 多々良麦茶

主人公・牧野亜梨須は、お菓子作りが趣味の大学生。

誕生日の朝。
講義に遅刻してキャンパス内の庭にいたアリスの前に、白いウサギの耳を生やした小さな女の子が現れた。
女の子は、「ちょうど良かった」と言って亜梨須を大きな穴の中に突き落とす。
深く深く落ちた先、そこに広がっていたのは女の子しかいない「夢の国スウィートワンダーランド」だった。
夢の国にいたのは、たくさんの不思議な女の子たちと、自分と同じように連れてこられたらしい普通の女の子、深織。
なんでも、他の世界からこのスウィートワンダーランドにやってきた人間は皆「アリス」と呼ばれるそうで、深織もアリスと呼ばれていた。

元の世界に戻るためには、住人たちからスタンプを集めなくてはいけないが、
長くこの世界にいると、元の世界の記憶を忘れていってしまう。
亜梨須は、無事もとの世界に帰れるのだろうか?

総評:5.5

前作『ななついろ★ドロップス』から気になっていたブランドでしたが、結局、購入はこの作品が初となりました。お目当ては、もちろん可愛い絵。
作品は、キャラゲーの類でした。シナリオは薄く、エロ多め。
そうなると、キャラゲーというより抜きゲー??…そこまでエロくもなかったけど…
そんなわけで、結構微妙な位置付けの作品でした。

■シナリオ ・・・3点
内容がないよ…

スウィートワンダーランドに迷い込んだ亜梨須のドタバタ劇を描いた本作、
ドタバタしっぱなしで全然内容がありません。
個性の強い住人たちの元を回り、その場の流れで愛のないエチィをする。これの繰り返し。
個別ルート後半で恋が芽生えますが、構成的に遅いだろ。でも、急に好きになりすぎ。早いだろ。←どっちだ

「早く帰らないと、元の世界の記憶をなくしてしまう」という設定は、ちらりと出てきたけどもあまり印象に残らず。
(それほど、あまり本気になって帰ろうとしている様子がないということですが)
そしてその設定が有効になるのは元の世界の住人である深織のルートのみなので、その他のヒロインのルートは
本当に、何がしたかったんだろう?という感じです(^^; どれもハッピーエンドなんですけどね。

前面に押し出されている「童話のアリスっぽい設定」ですが、それほど原作に似せた展開もないような気がします。
エチメインにした時点で、原作に似た展開を持ってくるのは無理なんだろうケド。
各キャラの見かけが似てるぐらいですかね〜。

エチイベントは各ヒロインに5〜6回用意されており、多め
ただ、先ほど描いたとおり「愛のないエチィ」がメインです。でも、合意の上だから一応和姦になるのかな…。
コスプレ、ロリ、言葉攻め、放○、母乳、複数など系統は割と多めですが、絵柄が可愛いためにあまりエチ度は高くないような。
1シーンに用意されたCGが少ないのも難点。最近よく見る気がする「1枚をズームして切り替えて長持ちさせるパターン」です。

なお、深織ルートをクリアすると、エロ分高めなエクストラルートが追加されます。

■絵 ・・・7点
隠してるけどバレバレな雑音氏の正体ですが、やっぱり絵が可愛い!
絵目的で買った身なので、シナリオが薄いことはまぁいいやと思っています、はい。
でも…でもさ!
こんなにエチ絵を求めてなかったです。。。
もっと普通に可愛い絵がいっぱい見たかったー!
お上手だし綺麗で可愛いけど、そもそも枚数自体少ない(※普通の等身のCGが)ので、絵買いゲーの割にちょっと点数下げときました。
 
イベントCGは差分抜いて110枚(うち、SDが40枚)。HCG率79%(SDを除く)。イベント数は42。
SDのCG(Pero氏担当)は可愛さ満点で良かったですv
ただ、原画二名構成とはいえ、こんなにSDで稼ぐなんてちょっとセコい気がした。
背景CGは綺麗でした!
そして、可愛い絵を満喫できる立ち絵鑑賞モードがあったのは○。

■システム ・・・6点
セリフ選択+マップ選択で、まぁ、普通のADVです。
特に変わったものもマイナス面もなし。
起動後に前回のセーブを探す必要がない「ゲーム再開」が、何気に便利でした。
このシステムはエロゲでは初めて見た。

オート、スキップ、メッセージログ表示などの基本機能は完備。
スキップがちょっと遅めかな?
基本的な機能がファンクションキー呼び出し対応なので、便利でした。

セーブはノーマル80個、クイック1個。
表示はプレイ日付とサムネイル。
マップ画面でセーブした時には「第○章」とサブタイトルが表示され、ADVパートでセーブするとセリフの一部(20文字程度)が表示されます。
後者は、どこまで進んだ時のセーブかが判りづらく、ロード時に迷いそうです
(その代わり「ゲーム再開」があるので、最新セーブを探す必要はないのですが。)
エチシーンの最中にセーブするとサムネイル全面にモザイクがかかるという、ちょっと無駄な気がする仕様もありましたw

■音楽 ・・・7点
音楽監修は、ゲーム音楽を多く制作されている、水月陵氏。
総曲数は20(うち、ボーカル1)。
ボーカル曲はテーマソング『Sweets♪Parade』で、夢の国に相応しい可愛らしい曲。
聴いて受けたイメージは、アリスというより某ネズミの国ですなw
妙に耳に残ります。嫌いじゃない。
BGMも全体的に可愛らしい印象のものが多いですが、オーケストラっぽいのやオルゴールによる静かな曲などもあります。
曲数自体はちょっと少ないかな…シーンの雰囲気の幅も狭めだから仕方ないか。

音楽鑑賞モードだと、各曲に対する水月氏のコメントが読めます。
聴くだけではわからない、曲に込めた思いや裏話がわかって良い♪
エロゲでは初めて見る鑑賞形態だったけど、作品の一部である音楽にこれぐらいの待遇があるのはいいよねと思いました。
現状では、エロゲは絵がメインっていう印象が強いから。

■総評 ・・・6点
前作『ななついろ★ドロップス』が甘い初恋物語(エロ薄め)で評価が高かったため、前作に惚れて本作を買われた方はショックだっただろうな〜。
私は、前作とは違うとわかってたから本作の雰囲気を否定はしませんけど、
ななついろの影響で「ブロッサムはピュア系統」だと思っていたのが覆されて、制作班をブロッサムとアクセントに分けた意味がわからなくなりました
たぶん今回のは、内容的にはアクセントで出しても問題ないと思うのですよね。
のいぢ氏原画とその他の原画、という分け方(絵柄の雰囲気別)ってことになるんだろうか?

「可愛い絵が目的で買った人には良い作品」と言いたかったけど、エロ絵を求めていなかった私には、ちょっと期待外れでした。
まだ買われてなくて、絵が目的の方はたぶんそのうちVFBが出るだろうから、それで十分かも(^^;

■お気に入りキャラ:シルク
             クールな不思議少女。ちょっと馬鹿キャラ。
             安玖深氏の声がぴったりでした!

■お気に入りシナリオ:ルナルート
              敢えてどれかと言うと…ルナ。
              唯一、内容があったように思う深織ルートではなくルナを選んだ理由は、ルナの想いに共感したから。
              別に、ノーパン妄想エロウサギに共感したわけじゃないですけど!(笑)
              自分に自信のない部分があって、そこを知られたくない、嫌われたくないから一歩踏み出せないっていう
              乙女の心情に共感した
わけです。
              深織ルートは、この作品の中では内容のあるルートだったけど、だからといって恋に至る過程に心に響く
              ものがあったとか、感動するポイントがあったというわけではないので選びませんでした。

2007.11.11

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