Nursery Rhyme −ナーサリィ☆ライム−
Lump of Sugar

◇DATA◇
発売:2005年11月25日

DVD-ROM 1枚 主人公以外フルボイス
ジャンル:ピュアラブは〜とふるADV

原画:萌木原ふみたけ
シナリオ:澁澤晴明、大三元、高嶋栄二、秋 史恭

―甘く ほろ苦く―
  それは優しい恋物語。

両親が海外へ行くことになったが、春からの進学先が決まっていた静真は日本に残ることに決めた。
そこで、幼い頃に何度かあったことのある巴一家の屋敷に下宿することになった。
そこに住む巴 真紀奈と有希奈は双子の姉妹で、二人とも静真と同じ将星学園に、この春入学する。
巴家には他に、魔法の天才で飛び級している(ので、年下なのに先輩な)クルル、
将星学園の卒業生であり、今は教師を目指す女子大生、凛が下宿していた。
そして、巴家の隣には社長令嬢であるティータが住む、ブラント家がある。

可愛い女の子に囲まれて、幸せな下宿生活…
…と行きそうなところだが、静真は違っていた。真面目で、平均的な同世代の男子と比べてもとても無害な青年。

そんな静真が、彼女らと触れ合い、少しずつ親密になっていく。

これは、恋に不慣れな少年少女が紡ぐ、優しい恋物語。

総評:7

ORBIT作品参加時代から注目していた萌木原ふみたけ氏のブランド、Lump of Sugarの処女作。
とにかく絵が好きなので購入した作品です(笑)
実際も最初の印象そのままに、可愛らしい作品でした。
ちょっと、意外な展開のシナリオもあったけどね。

■シナリオ ・・・6点
正統派学園ラブコメです。
ほのぼのムードの中でシナリオが進んでいきます。
OHP等で作品紹介されている印象そのままを想像して頂いて構わないかと。
普通と違うといえば、主人公の静真が「顔が良くてスポーツも出来る。普通にもてそう」なキャラなことでしょうかw
が、静真は真面目君なので、ハーレムな展開はありません。期待しないように。

プレイ期間は4月から半年程度ですが、両想いになるのは9月初め。
そのためラブラブシナリオは少ないです。
恋人として過ごす様子より、お互いに惹かれていく心の動きの方に重きを置かれた感じでしょうか。
エチシーンが最後に二つあるだけなので、エチに期待すると辛いかも。
イベント内容が薄いということはなく、普通ですが。

後半に用意されたシリアス展開は、各ヒロインによって主題や雰囲気が結構異なります。
真紀奈のシナリオが、特に異色です。これまでとはがらっと雰囲気が変わるのでちょっと驚く。
いずれにせよ重すぎるシリアスではないので、作品のイメージが変わるということはなかったです。
シリアスが入るけど、そこから感動に持っていくほどのこともなく…うん、シナリオは普通でした(^^;

たまに、シナリオの不一致があったのが残念です
(東村山君は甘いものの匂いも駄目なはずなのに、ちょっと後のシーンでは平気そうだったり)。
複数人でシナリオされてるから発生したのかな〜。

■絵 ・・・8点
萌木原氏の絵は、綺麗で可愛いのです。
「ぽんわり」ていう形容詞が似合いますねぇ* いっぱい見れて満足でしたv
ちょっとキャラの顔が不安定かな?という気もしましたが。

男性原画にしては珍しく(?)ヒロインの服がちょこちょこ変わるので楽しいです。
イベントCGは差分抜いて106枚。HCG率25%。イベント数は10。
もう少しCG多くてもいいんじゃない?という希望を込めて、点数は8点止まり。

カットインによる演出が時々あるのですが、カットインCGはおまけモードにも収録されないのが残念でした。
あと、有希奈は色彩センスがぶっ飛んでいるらしいのに、そんな気配が絵からは感じられないのはどうなんだろう
(寧ろ、真紀奈の私服の配色の方が個性的)。
すごい配色の衣装でもびっくりするけどね!
その他、シナリオとイベントCGの不一致もたまにアリ。立ちグラの服装とイベントCGの服装の不一致もあったなぁ。
ちょっと気になりました。

■システム ・・・7点
修正パッチが出ている(OHP内パッチ配布先)ようですが私はあててません。
適用したら何が直るのかわかんないし、作品紹介ページの更新情報にも案内されてないし(^^;

オーソドックスなセリフ選択式のADV。
プレイ画面から大抵の機能はワンクリックで呼び出せるので困りません
(ただしマウス特化。キーボード操作ではメッセージボックス消ししかできない)。
「一つ前の選択肢に戻る」があるのが便利でした。差分回収がありますのでw

セーブはノーマルのみ60個。十分です。
ただ、表示がプレイ日付とサブタイトル、サムネイル表示のみなのでちょっとわかりづらい
ゲーム内日付(○月○週)の表示が欲しかったなぁ。
あと、セーブ時のサブタイトルは、週が変わった時に表示されるサブタイトルと一致しているわけでもないのでなんだか。。。

操作は慣れれば気にならない程度(マウスユーザなら問題なしかな)ですが、
メッセージボックス&システムボタンのデザインが華やかでごちゃごちゃしすぎな印象。
可愛らしい作風に合わせたのでしょうが、伊吹さんはもう少しシンプルなのがお好み(スイマセン私の好みの問題です)。
取って付けたような名前表示部分の存在感もちょっと気になる。

■音楽 ・・・7点
総曲数は26(BGM24+ボーカル2)。ボーカル曲はテーマソング『true my heart』とED曲『Dearness』の2曲。
かなりアニメ声なので私の苦手系(^^;
曲調は明るくてテンポもいいので結構好きなのですが。だからBGMとして使われてるインストゥルメンタルのは好きです。
全体的に明るく柔らかい曲調が揃っており、ゲーム音楽系ですが、しっとり曲はピアノメイン。
そこそこ曲数があり、作風ともよく合っていたので7点評価。

■総評 ・・・7点
各項目の出来が、事前に期待していた&予想していたほぼその通りでした。
なので、評価点数はぐんっと上がることはないし、下がることもなかったかな。
期待通りの作品を作ってくることは、それはそれですごいこと。
でも、期待以上のものがあるとやはり嬉しくなるのが人間なので、ちょっと物足りなかったというか…惜しかった。
作品としては、全体的に平均値以上の良作だと思います。
次回作にこっそり期待してますー♪

■お気に入りキャラ:クルル
             ただし、個別シナリオでのクルルはあまり好きではありません(ぇ
             ルート分岐前や、他のヒロインルートでのクールなクルル(+アズ)が好き。
             好きキャラランキング:序盤クルル>ティータ>真紀奈>個別ルートのクルル=有希奈=凛 かな?

■お気に入りシナリオ:真紀奈ルート
              シナリオは真紀奈が好き。
              学園生活がちゃんと描かれてるのと、二人の恋の初々しさが良かった。
              一番、「甘くほろ苦く」という表現が合ってるんじゃないかなー。

おまけ:プレイ当時の個別ルート感想>>Diary内検索

2006.09.03

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