ピリオド
Littlewitch

◇DATA◇
発売:2007年12月21日 DVD-ROM 1枚

主人公以外フルボイス
ジャンル:学園恋愛ADV

原画:大槍 葦人
シナリオ:飯田 和彦、尾之上咲太、
  姫ノ木あく、瓜亜錠

―神様、一生に一度のお願いをします。

長崎にある白鳩学園に通う主人公、天宮光樹は、友人に囲まれて平和な日々を過ごしていた。
少々サボり癖のある光樹だったが、成績は良い方で、気楽な生活を送っていたともいえる。

そんなある日、生徒会室からの呼び出しを受けた光樹。
全く身に覚えはないのだが、一体…?

天使が生まれる不思議な町、長崎で、今までとは違う夏が始まる。

総評:7

FFDシステムに定評のあるLittlewitchですが、今回はFFDシステムを封印。
(カットインとかで同じような技術が使われてる気はしたけど、FFDとは言えない感じだったので…)
いわゆる普通の学園恋愛アドベンチャーをLittlewitchが制作すると、といった作品。

個人的には音楽がヒット!
その他は、可もなく不可もなく綺麗にまとめられた作品という感じでした。

■シナリオ ・・・7点
各ヒロインごとに執筆担当を変えた、4名構成のシナリオ陣。
そのせいなのか、ヒロインごとに趣や長さがまちまちでした。

基本は、よくある学園恋愛モノ。
夏休み中のイベントを中心に、ヒロインとの恋愛を描きます。
おまけルートとして、琴以外のヒロインクリア後に解放される琴ルートがあります。
とっても個別部分が短いシナリオなので、隠しではなくおまけ扱いとさせて頂きます。

二人の仲が深まるイベントはヒロインごとに異なり、学生らしい爽やかな展開から切ない展開まで様々。
私は、やはり切ない系がぐっときたかな〜という感じです。
具体的には、鈴と朝姫ですが。
小羽も(アドベンチャー的な意味で)ドキドキする展開で良かったです。

ヒロインによって長さが違うのは仕方ないと捉えたので、一部シナリオが短いルートがあったことは
今回は目を瞑ります。だけど。
結局、つづみの正体がよくわからんのですが!補足求ム!
幸奈パパとの関係もヨロシク。そしたら幸奈ルートのトンデモ展開の謎も解けるだろうから!
ファンディスクでちゃんと補完される…よね?

シナリオの項かどうかは微妙ですが、サブキャラがいい味出してました。
女性のサブキャラの人気が高かったことは、ファンディスクでルート追加されることからも明らか。
あとね、友人たちが良かったよ。特に重久。
最初の印象は「なんだこの、出来杉君め!」という感じでしたけど(笑)、いろんな面で頭のいい、友達思いのいい奴でした。
お馬鹿キャラの潤也も、なんだかんだ言って、結構いい奴。会長も。

エチイベントはメインヒロインに各1回。
はっきり言って、少ないです。用意された絵も少ないし〜。
でも、内容は意外と濃ゆいので、各ヒロインの普段とのギャップがいいかも?

全体的に普通だなーという感じではあったんですが、小羽、鈴、朝姫のルートが良かったのでちょっと加点しときました。

■絵 ・・・8点
Littlewitchといえばお馴染み、大槍氏。
今回も大槍テイスト溢れるビジュアルを提供して下さっています。
敢えて言うなら、崩した絵が意外と少なかったかな。

ロリ成分はかなり高め。
外見からしてロリなのは鈴と琴だけなのですが、攻略対象ヒロイン全員がツルペタ・ガリガリ。
あまりのょぅι゛ょぶりに、ちょっと罪悪感さえ感じてしまいますよ。
(大槍氏の絵柄のせいか、私はそれほど犯罪っぽさを感じなかったですけども;)
あと、外見がロリなキャラがプラスされたりしますので…ロリ好きさんいらっしゃい状態です。

絵柄が一般的なギャル絵と異なることは一目瞭然ですので、
購入を迷われている方は、この絵柄が好きかどうかと、ご自分のロリ許容度を考慮してください。

イベントCGは差分抜いて121枚。HCG率20%。イベント数は8。
キャラ数が多い割にCG枚数は100枚強ということで、枚数は少なく感じます。
ここ、イベントCG欲しいなぁ!と思うところがちょこちょこありました。
でももともと絵画的に美しい画風ですし、背景も綺麗だったので8点とさせて頂きます。

■システム ・・・7点
いわゆる普通のアドベンチャー。
FFDが使用されていないために、システム的な注目点も下がってしまいました。

が、使いやすいシステムであることは変わりなく、良かったです。
メッセージウィンドウ消去のショートカットキーが最初わかんなくて「おぉ;」と思ったけど、ありましたし。
(このショートカットキーがなかったら、相当使いづらいので減点するトコでしたw)
バックログ表示が、ver1.0だとFn+PgUpでちょっとめんどいんですけど、パッチを当てるとPgUpだけでOKになったので良かったです。
パッチは、エンドロールスキップも可能になって便利なので是非当ててください。

オート、スキップ、メッセージログ表示などの基本機能は完備。
オートについては、2倍速〜8倍速まで選択できます。
以前、Quartett!ではスキップが2〜32倍速で「元の速度に戻れない!」と困った記憶がありますが
今回は、変倍後、クリックすれば即1倍速に戻ったのでOKでした。
その他、メッセージ速度、演出の効果速度、も0.1刻みで細かく設定できるのは相変わらず。
フルボイスのキャラ音声は、キャラごとに細かく音量設定できるようになっています。

マイナスだと思ったのは、バックウィンドウでの動作がNGなこと
既読部分はスキップで、その間に別作業〜♪ていうのができないし、
「よし、今日はここまで、終了」と思って「EXIT」してすぐに別の窓に移動すると、鳩さんのシステムグラフィック表示中で
ゲームが終了してなかったり。鳩さんは可愛かったんですけどね〜。

セーブはノーマル135個、クイック15個。
表示はプレイ日付とゲーム内日付、サムネイルの表示。個別ルート突入後は、キャラアイコンの表示。
セーブ箇所の移動、セーブの複写、消去機能も健在。
珍しいなと思ったのは、Galleryモードで、新しく回収したCG・曲・シーンには「NEW!」アイコンが表示されること
クリックしてチェックするまで消えないので、毎回全てを確認し直さない私には、初回以降はあまり意味なかったです(というか、寧ろ目障り;)。

■音楽 ・・・8点
総曲数は27(BGM23+ボーカル4)。
ボーカル曲が4曲と多めなのですが、この4曲がなかなかにカオス。
OPテーマ『永遠の存在者』と挿入歌『バロック』を歌うpigstarは、インディーズで活動されている男性ユニット。
男性というだけでエロゲには珍しいんですが、インディーズとは言え、一般の音楽業界で活躍されている方なのですよ。
そしてそして、このpigstarの歌がいいんだな、これが!
恐らく版権の事情で、鑑賞モードにも『永遠の存在者』は登録されないんですが、何回も聴きたい!と思う素敵声&メロディーです。
切ないルートで挿入される『バロック』も秀逸でしたよ。

ED曲『Leap into high』は、霜月はるかさん、テーマソング『Call My Dears』はave;new の佐倉紗織さん。
今をときめくギャルゲソングの歌い手さん揃い踏み。

BGMは、基本的にはシンセ音のゲーム音楽でした。シリアス系だとピアノが多め。
ボーカル曲に食われてしまった感が否めませんが、必要なメロディは揃ってて、ゲームによく合っていました。

■総評 ・・・7点
可もなく不可もなくまとまりました、ということでこの点数。
一部、短いシナリオだけだったら不満に思ってしまったでしょうけど、ぐっとくるシナリオも盛り込まれていたこと、
そして何よりpigstar。(名指しw)
採用したLittlewitchもすごいけど、OKしてくれたpigstarもすごい。ありがとう。
2007年度のGechu.comのギャルゲーランキングで主題歌部門に投票してしまったくらいなんだぜ。

今、彼らのOHPを見てもゲームの主題歌だとは紹介されていないけど、
コンシューマ化すれば作品名も出せるようになるかな〜。期待。
ギャルゲの主題歌だって紹介されるくらいなら、紹介しない方がましだと思われてなければいいけど。

謎の残るつづみの設定が気になりまくるけど、そこはファンディスクを待つことにします。
ファンディスクが出ることが決まってなかったら、このこともすごく文句言ってそう(^^;

■お気に入りキャラ:つづみ
             侍口調の不思議っ娘。結局設定がよくわからないままですが、好みのキャラでした。
             一色ヒカルさんボイスも○。

■お気に入りシナリオ:鈴ルート
              …かな? 正直、小羽・朝姫のルートと甲乙付け難いです。それぞれ、主題が違うから。
              切ない展開に命を関わらせるのは、間違いなくてセコい気がしないでもないけど、
              王道でも、ぐっと来るから仕方ない。
              幸奈先輩が共通ルートですごくいいキャラだったので、個別ルートがあんな展開(謎)でちょっと残念でした。
              普通にツンデレなシナリオが読みたかったな〜。

2008.06.12

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