その横顔を見つめてしまう 〜A Profile 完全版〜
あかべぇそふとつう

◇DATA◇
発売:2006年3月24日
DVD-ROM1枚  主人公以外フルボイス
ジャンル:は〜ど純愛ADV
原画:有葉 呉マサヒロ こんぺいとう
シナリオ:るーすぼーい

<CG使用NGのため、画像は掲載しません>

あまり、タチが良くないと周りから言われる町で育った主人公、葉山真之。
かつて、彼はこの町でも有名な不良だったが、今では真面目な学生だ。
勉強好きな生徒が少ない学校では、存在が浮いてしまうほどの。

彼が変わったのは、幼馴染の美桜(みおう)の影響だった。
美桜とは付き合っていたことがあるが、今はもう別れた。
別れた原因は、真之の義理の妹、莉寿(りず)だった…

小さな町で、若い男女の思いが交錯する。
それはまっすぐで、時にとても重いものだった。

総評:6

前作、『車輪の国、向日葵の少女』が好評だったあかべぇそふとつぅ。
今回は、同人時代の作品のリメイクですがシナリオ担当は車輪の国と同じということで、興味を持って購入しました。
が…とりあえず今作は、私には凡作でした;

■シナリオ ・・・6点
基本はシリアス。
主人公と、その周りにいる3人のヒロインとの恋愛を描くストーリー。
一見、よくあるギャルゲー設定ですが、作品の雰囲気はちょっと変わっています。
学園ラブコメ+シリアスではなく、シリアス。
3人のヒロインのうちの二人、莉寿と美桜がちょっと黒いんです
莉寿ルートでは多少コメディ要素があるような気もしますが、寒いのでちょっと…(爆)
莉寿+莉子(莉寿の母)の掛け合いはちょっとイラっとしました。ウルサイ。
莉子、決めるところでは決めるんですけどねー(^^;

人と人が、それぞれが心のどこかに持つ黒い部分を見せながら理解していき、最終的にはハッピーエンド という流れは莉寿、美桜のシナリオで似通っており、感動的なエンディングに仕立て上げたいんだろうなぁという思いを感じました
が、私はその「仕立て上げたさ」に逆に萎えてしまいました。
なんか…ありきたりなんだよね…感動ストーリーの見本のようなセリフや行動で、「いかにも!」という雰囲気に冷めてしまった。
美桜ルートに関しては、私は最後まで美桜が信じられなかったから「真之、バカじゃないの?」と快音(←サブキャラ。“かいね”と読む)的な思いで読み進めてました。当然、こんな心持ちでは感動なんてできません。美桜は真之の行動に感動してたけどね。

もう一人の主人公、未来(みく)のシナリオは、別に未来が黒いわけではないのでちょっと違った雰囲気。
熱い青春ストーリーでした。割と好き。
というか、ヒロインが未来以外好きになれないんですが(爆)

エチはメインの各キャラ1回ずつ。
それが、揃いも揃って 愛撫→フ○ラ→本番 という流れで、ワンパターンすぎ
イベントが一人につき1回しかないのでその1回に全ての要素を入れたかったのかもしれませんが、もっとなんか、いろいろないですかね(^^;
別に、フ○ラしない子がいてもいいじゃん??

■絵 ・・・6点
原画は3名構成。
有葉氏:美桜、呉氏:未来、こんぺいとう氏:莉寿 をそれぞれ担当されています。
絵の構図などは特に問題なく、塗りも綺麗でした。
完全なセル塗りなので、影の塗りなどをぼかしてごまかせないですしね。
どの方も、書き込みが比較的細かくて、丁寧な印象です。
正直、こんぺいとう氏の描かれる顔は、バランス崩れてるだろ…な気はします、ハイ(すいません)。
あ、あと、どの方も立ちグラの頭身がちょっとおかしい気がする。腕が短かったり胴が長かったり。イベントCGではそんなに気にならないんですけど。
イベントCGは差分抜いて52枚、HCG率29%。Hイベント数は3。
元が同人作品ということもあってでしょうが、枚数はかなり少ないです。ま、ヒロインが3人だけだからなぁ;

CGとはちょっと違うけど、エンディングCGやアイキャッチに入れられた英単語の綴りが間違ってて、気になります(^^;

■システム ・・・6点
オーソドックスな選択式ADV。
オートモード切替、セーブ、システム画面呼び出し、ゲーム画面復帰等すべてキーボードで操作が可能なのは便利なのですが、バックログ参照には結局マウスを使うことになったのは残念。(ファンクションキーで履歴画面を呼び出せるけど、矢印キーが良かったなぁと)
スキップは速く、快適でした。
気になったのはメッセージウィンドウの文字かな。ちょっと読みづらい。

セーブ数は標準136と、クイックセーブ8、オートセーブ8(30分ごと)。
セーブ日付・時刻記録、サムネイル付き。コメント設定可能で、保護設定もできます。
セーブに関しては十分ですね。正直、136もいらないけど…(^^;

なお、演出強化パッチがOHPにて公開されています

■音楽 ・・・5点
テーマソングは『Realize』。結構アニメ声な歌声で…イントロや曲調は好きだけど歌はちょっと苦手です(^^;
エンディング曲『かげろう』は、PCゲームのテーマソングっぽい(何ソレ)けど、バラードで、こっちの方が好き。
BGMはポップなゲーム音楽系と、ピアノ曲が多め。オーケストラ曲は少々。総曲数は25
特記事項なしな感じなので、中間の5点。

■総評 ・・・6点
期待はずれだったなぁ…。
巷の車輪の国の評価から購入を決めたので、ちょっと、残念。
じゃあ車輪の国はどんな感じなのか、ちょっと気になりますが…買わなさそうだ。
るーすぼーい氏のシナリオは(いつもこんな感じの感動ストーリーだったら)私には合わない気がして、自らその不安を確かめにいくのは怖い。
格安で売ってたりしたら買うかもだけど(爆)
ま、氏としては車輪の方が新しいわけですから、ステップアップはしてるんですよね、きっと!

ちなみに、絵柄はいかにも万人向けそうな有葉氏のが一番好きなのですが、本編プレイしたら、キャラとの効果もあいまって、呉氏もなかなかいい気がしてきました。

■お気に入りキャラ:未来
            未来はツンデレっぽくて好きなタイプです。クールビューティー系だし。シナリオも、未来のが一番良かった。
            あと、普通に快音はいい奴だと思う。友達にしたいタイプ(笑)
            美桜や莉寿じゃなくて、もっといい女の子見つけた方がいいよ!(爆)
            実は、快音の設定が一番びびりました。黒くはないんだけど…意外すぎ。

2006.04.22

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