SHUFFLE!
Navel


◇DATA◇
--Limited Edition--
発売:2004年1月30日 CD-ROM3枚
--Normal Edition--
発売:2004年2月27日 DVD-ROM1枚
--Standard Edition--
発売:2004年12月17日 DVD-ROM1枚

※上記各バージョンの差は、添付品の違いのみ。シナリオに変更なし。
攻略キャラ追加版→2005年10月、PS2にて発売(『SHUFFLE! ON THE STAGE』)

主人公以外フルボイス  ジャンル: 恋愛ADV
原画: 西又葵・鈴平ひろ
シナリオ: あごバリア・Long Cube

舞台は、人間界と天界、魔界の行き来が可能になった世界。
8年前に初めて繋がった3世界は、一旦その繋がりを絶ったが、再びまた繋がった。

そして、その世界の動きに合わせて人間界へやってきた天界の姫と魔界の姫。
彼女らは、8年前に人間界で出会った少年・土見稟が忘れられず、再び人間界にやってきたのだった。
幼馴染の楓と同居中の稟の家の両隣に越してきた、二人のお姫様とその父。
二人の父は王の権力を利用し、娘を稟と同じクラスに編入させた。

元々、学園のアイドルとして名高い楓の想いを受けて学校中から睨まれていた稟の周りに
また可愛らしい女の子が、しかも二人も来たから稟の周りは大騒ぎ。
3世界を揺るがす可能性のある男のドタバタ恋物語、ここにスタート!

総評:6.5

原画を担当する西又氏、鈴平氏は共に人気の高い原画家さん。
その二人が共同で原画を担当する、ブランドデビュー作として注目度は高かったのではないかと思います。
率直な感想は、シナリオ短い。絵は綺麗。
作品としてはもう一歩、かな。

■シナリオ ・・・5点
予想通りのラブコメ展開。
全体的にドタバタと落ち着かない雰囲気があります。まぁ、これはこの作品の売りなのでしょう。
ドタバタしすぎでどうかなと思いましたけど。
というのも、毎日のイベント描写が非常に適当です。
一日のうち、描きたいイベントだけいきなり描いて、大したオチもなく終了。
気づいたらその日が終わっています。
一日の所要時間、数十秒っていうのもあったと思います。計ってないけどね。
毎日の何気ない会話イベントがほとんどないために、ヒロインとの無駄話もなく、
結果としてヒロインの個性を描ききれていないと思いました。
どのルートも、個別ルートに入ると過去が絡んできてシリアスムードになるのですが、
前半での個性描写が軽薄なため、後半の展開に「突然だなぁ」と思うこともしばしば。
後半で話の軸に持ってくるシリアス要素の伏線は、前半でもっと仕込むべき。

シナリオの共通部分が多く、既読スキップを使用すると1時間程度で1キャラ攻略可能です。
ゲーム期間は一応約3ヶ月あるのに…;
このことからも、個性の描写が不足していることは想像できるかと。

後半のシリアス展開のおかげで持ち直していますが、それがどのキャラも基軸は似通ったテーマなので
もうちょっと、キャラごとにいろいろあってもいいんじゃないかなぁと思いました。
内容は感動路線なので、後半はそこそこ面白かったです。

エチはメインの各キャラ2回ずつ(リシアンサスのみ、2回目は2バージョンあり)。
どれも和姦ですし、無茶なシーンはありません。作品紹介や絵柄を見て受ける印象そのままに、そこそこのエチイ度。
ヒロインの中で一番エロいのは、意外と楓っぽいです。

■絵 ・・・8点
さすが人気の高いお二人だけあって、キャラクターは非常に可愛らしいです。
魅せたいところでぱっとイベントCGが入るのはさすが。
塗りも丁寧で好印象。
背景も綺麗でした。
ちょこちょこヒロインの衣装が変わるのは、女性原画ならではかな、と。
某お洋服萌えをテーマにした作品よりも、よく着替えていた気がする(^^;
このいい点を魅せる、立ちグラ差分鑑賞モードは楽しかったです♪

また、主人公の稟の他、友人の樹、神王と魔王も魅力的なキャラでした。
男性キャラまで抜かりがないのも女性原画作品のいいところですね。

イベントCGは差分抜いて109枚、HCG率28%。イベント数は10
枚数少ないけど、シナリオが短いからこんなもんなのかなぁ。
絵柄的に、鈴平氏の絵の方がエロ度が高いかな。
西又氏の絵はいつもぽわんとした雰囲気があって、それがいい時と、ちょっと物足りない時(主にエチ絵)とありました。
そしてやはり西又氏、もうちょいキャラごとの描き分けできないものでしょうか…。
(SHUFFLE!は担当ヒロインが全体の半分<で、プリムラは異色>だから目立たないですけど、全部西又氏な俺翼がちょっと心配/爆)

■システム ・・・7点
オーソドックスな選択式ADV。
オートモード、スキップ、バックログでの音声再生等、基本的なシステムは完備。

セーブ数は標準31と、クイックセーブ3、拡張セーブはディスク容量の許す限り。
ゲーム内日付、セーブ日付・時刻記録、サブタイトル表示、サムネイル付きですが、
サムネイルはセーブ箇所にカーソルを合わせて初めて表示されるので、ぱっと一覧で「これがあの時のセーブ」とはわかりづらいです。
これだけちょっと惜しい。

システムボイスが多用されているのは楽しいですね。
CG鑑賞ページなんて、全キャラの全バージョン聞こうと必死でキャラ切り替えしましたよ(爆)

なお、Limited Editionに限り、修正パッチがOHPにて公開されています

■音楽 ・・・6点
テーマソングは『Mirage Lullaby』。結構アニメ声な歌声で…イントロや曲調は好きだけど歌はちょっと苦手です(^^;
エンディング曲『SCRAMBLE!』も同じ感じ。歌い手さん同じだしなぁ。
ボーカル曲では、もう一つの『In The Sky』が好きです。ゆったりバラードですね。
BGMはポップなゲーム音楽系が多く、ピアノ曲が少々。総曲数は23
かなり騒々しい曲もありますが、作風に合ってるのでよし。

■総評 ・・・6.5点
たぶん、前評判の大きさに応え切れなかった作品だと思います。
(発売当初をリアルで知らないので、どの程度の評判だったかは把握してません)
システム、絵は揃ってるから後はシナリオ!
ドタバタにするのはいいです。私は元々ドタバタは好きなので、その路線を変えろとは全く思いません。
ただ、もっと中身のあるドタバタであってほしかった。
実際に、シナリオの長さまで駆け足展開にする必要はないであろうと(^^;
なんでこの長さとシステムでインストール容量2GBも必要だったのかなと思ってしまいます。

ドタバタな中でもキャラの魅力を伝えるシナリオに期待。
これに成功していたのは、日常会話に参加する確率の高い麻弓と樹、そして個性の強いプリムラ、カレハ、神王、魔王だと思ってます。
・・・メインヒロインがプリムラしかいないってどーなのよ。

ところで、コピーやパッケージにも用いられた向日葵が、作中では全く登場せずがっかり
ただ、夏を象徴したかっただけなのか…?(でも夏っぽいイベントもそんなに印象深いのなかったなぁ; プールと海ぐらい?)

■お気に入りキャラ:プリムラ
            見た目ではネリネか亜沙かなーと自分で思ってたんですけど、意外とプリムラが好きでした。
            無口キャラいいなぁ。無口なだけにちょっとした動作が可愛かったり。
            なので、後半性格が明るくなったプリムラは、私にとっては魅力半減でした(爆)
            CG鑑賞の時のシステムボイスまで明るくなっちゃって、お母さん悲しいよ。。。

■お気に入りシナリオ:プリムラルート
              そんなわけでシナリオもプリムラが好き。
              最後のお別れのトコは切なかったなー。
              シナリオランキングは プリムラ>ネリネ>亜沙>シア>楓。
              ずばり、シアと楓は何か描写不足だと思います。

2006.05.03

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