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Navel


◇DATA◇
発売:2004年12月17日

DVD-ROM1枚   フルボイス/フルカラー
ジャンル:近未来ADV

原画:鈴平ひろ
シナリオ:藤海琢樹

Navel第二弾は、新ジャンル(SF系シリアス)に挑戦!
人気原画家を2名抱えるNavelですが、
今回は鈴平先生のみが原画を担当なさっています。

あなたのぬくもりが、消える前に――

時は西暦2045年。
スペースステーションというものが当たり前になった時代、アリエスは安定感が人気のステーションだ。
そのアリエスを実習のために訪れた、士官学校の学生たち。
彼らは予想していなかった。
まさか、このアリエスが地球規模で警戒されている過激派組織に襲撃されるとは・・・

過激派組織ハララクスに中央制御室を占拠され、アリエスの一角に閉じ込められた生徒たち。
地上130万フィート上空の密閉空間で、しかし彼らは諦めなかった。
取り残された仲間は9名。アリエスを取り戻すための戦いが始まる…!

総評:8

興味を持ったきっかけは、リヴァっぽいなーと思ったから(爆
(※リヴァ=『無限のリヴァイアス』。管理人が今も大好きな、宇宙を舞台にした群像アニメです。)
鈴平先生の絵は前から気になってたので、何かゲームしてみたいなーと思ってたこともありました。

■シナリオ  ・・・8点
宇宙ステーションに取り残された学生と、過激派組織の命をかけた争い。
その中で、恋愛感情も起こってくるわけなのですが…
面白かったです。基本的にストーリーがアドベンチャー仕立てなので、わくわくどきどきしながら
先の展開を楽しみにする感じ
でした。 
エロゲではなかなかない、程よくメリハリがありテンポの良い展開だったと思います。

シナリオの構成はプロローグ、第一章、第二章、第三章、エピローグとなっており
第一章と第二章で主役(プレイヤーの視点)が変わります。一章が兄、二章が弟。
この仕組みは賛否両論あるみたいですが(気持ちが入れ込み難い等)、私は気になりませんでした。
もともと主役になりきってプレイするタチじゃないので(^^;
主役の交代は今回は必要な展開だったし、いいのではないでしょうか。
ただ、1章では下ネタを軽く口にする兄(秀平)を注意していた弟(涼太)が、
2章で思いっきりエロくなってるのはどうかと思いました(汗
下ネタ普通に言ってるし! ヒロインとの展開も…どうなんだろうあれは;
沙佳以外はかなりムリヤリな印象。特に亜希。1章の涼太ならこんなことしないと思う(笑)

基本シリアス(じーんとくる場面もある)な中で、安い印象の下ネタギャグが浮いていたかも。
話を重くしないための配慮かもしれなかったけど、私はちょっと気になりました。
3章の一本道シナリオは2周目以降だるかったです。
何かもう少しでも選択肢があるとよかったかなぁ。
あと、そういう設定なんだから仕方ないんですけど「それはありえないよ!」という設定や展開があり、
ちょっと受け入れ難かったりもしました。(なんというか、世界観に対して突如ファンタジー色が強くなりすぎて
うそ臭い感じ)
そういうところどころのマイナスを考慮して、8点としました。
7点かな…どうしよう…と思ったんですが、森本さんに1点捧げます(笑) 
森本さん最高!ナイスダンディー。

■絵  ・・・8点
鈴平先生の絵はぱっと見好きだけど、表情やキャラの書き分けが物足りない…と思っていました。
(大して量も見てないんですけど;;)
今回ゲームをプレイして、そういう思いは消えました。
たまにデッサンや瞳の描き方で気になるのもあるけど、綺麗な絵柄で良かったです。
欲を言えば、もっとイベントCGがあってもよかったかなーと。
プレイしながらふと「あれ、そういえばイベントCG全然出てこないなー」と思ったので。
長い解説セリフとか多いので入れ辛いのかもしれませんけども。
背景は専門の業者さん(FF10の背景イメージイラストも描いた方々)に依頼しており、とても綺麗でした。
イベントCGは差分抜いて97枚、HCG率28%
各ヒロインとのエチシーンは1回のみです。

珍しく(?)「わぁ、この絵好き」とすぐに思ったのがあります。それは涼太に泣きながら抱きつく沙佳のCG。
沙佳の表情、髪のなびき、沙佳を受け止める涼太の優しい表情・・・良かったですね。
涼太に限らず、男性キャラも皆魅力的でしたよ。
私的ランキング(好みというより、キャラ的お気に入り度)は
森本さん>和彦>涼太>秀平>ゲイル  かなぁ ←誰も聞いてないランキング(苦笑)

■システム  ・・・7点
特に困る点はありませんでした。
セーブはサムネイル+コメント入力可なので使いやすいです。
分岐が多いゲームですがセーブは100箇所+クイックセーブ3個+オートセーブ、更には拡張セーブと充実してます。
バックログには、セリフを発したキャラの小さな顔アイコンが付いて見やすいです。
取り立てることはないが、困ることもないという感じでした。

多くの分岐、そしてそこから派生するバッドエンドの数が多い!
第一章はどの選択肢がバッドに繋がるか判断し難い上に、即効性(選択後すぐにバッドEDになるもの)のないものもあるので
バッドED回収に苦労しました。一つ選択肢を変えれば辿り付けるわけでもないのがあるのです…。
ただし、各ヒロインのトゥルーは回収しやすくなっています。分岐が2章からなうえ、3章はスキップしてればOKなので。

■総評  ・・・8点
巷のレビューサイトではあまり良くない評価が付いていることも多い作品ですが、私の評価は高め。
テンポの良いアドベンチャーで、シナリオの展開が気になり中断しにくいことも多々ありました。
おかげで私にしては珍しく、プレイ開始後5日でフルコンプ。毎日やってたわけでもないのに。
第1章と3章が1本道のため、ボリュームとしてもそれほど多くはないと思いますけど。
他様の感想から思うに、このゲームを面白くないと思う方は
「萌えを求める方」「エロを求める方」「コメディー(ラブコメ)が好きな方」
だと思います。
これに該当する方は、ちょっと購入を考えてみた方がいいかも?
SFシリアス仕立ての物語なので、ヒロインも萌えって感じはしないし、エロも各1回なので少ないですよね。
途中、ヒロイン以外によるシーン(凌辱系)もあるのですが、おまけみたいなもんだと思った方がいいです。
私はもともと萌えを求めてるわけじゃないし、シリアス好きなので十分楽しめました。
Navelさんの意向は存じませんが、コンシューマ向けだなぁと思う出来です(^^;
つまり、エロがなくても面白いってことなのですがね。

お気に入りキャラ …七央
おっとり幼なじみキャラの七央。編み物が苦手なことは意外でした。
おっとりだけどドジっ娘でもなく、ちゃんと自分の将来の夢を持ってるのも好感を持てました。
和彦×亜希がちょっと気になる組み合わせだったりw 和彦は結局いい奴でしたね。

お気に入りシナリオ …沙佳ルート
キャラのお気に入りは七央なのに、シナリオは沙佳なのかというところですが(笑)
シナリオの展開上、七央とは絶対くっつくのですよ。なので、キャラ別ルートがあるヒロインということで沙佳を選択。
でも実は、沙佳との恋愛模様より、森本さんの活躍が素敵すぎなのです。